菖蒲の行方は・・・

爽やかな青空が広がりをみせる5月。

この澄み切った空の下でも未だに新型コロナが猛威をふるっています。

本来5月といえば我らが誇る「お旅祭り」に胸を躍らせる時期ですが

今年も昨年に引き続き中止となってしまいました。

感染拡大を防ぐ観点からも仕方の無い事ではありますが、やはり残念ですね。

ことぶきのご利用者様も新聞で知って少し残念なご様子でした。

う~む、ここは我らスタッフが頑張るしかありません!

「ことぶき気分がわっしょい計画」、始動です(@_@)!

さて5月といえば、菖蒲湯(しょうぶゆ)ですね!

「あれ?6月じゃないの?」と思った方も多いのではないでしょうか?

実は菖蒲湯の由来は古く中国から伝わったとされています。

菖蒲は昔から様々な薬効があると言われ漢方薬として使われてきました。

季節の変わり目など体調を崩しやすい時期に健康を願って菖蒲湯に入る習慣があり、

これが日本に伝わり7世紀の推古天皇の時代に宮中行事となりました。

そしてその天皇が入浴したのが菖蒲湯の始まり、といわれています。

季節の変わり目といえば冬至にゆず湯に入ると風邪を引かない、と言われていますが

なら夏至(今年は6月21日)に菖蒲湯に入る・・・と考えてしまうのが間違いの元!

実は菖蒲湯は端午の節句(5月5日)に入るのが正しいとされています。

昔は端午の節句が春から夏への変わり目とされていたそうです。

それに菖蒲は6月になると綺麗なお花を咲かせます。

そんな中で葉をもいでお湯に入れたりは可哀想ですよね。

さてことぶきでもこの伝統行事を行なおうではございませんか!

早速菖蒲を探して・・・探して・・・探して・・・・あれ(-_-;)??

いつも買い物をするスーパーにまだ並んでいません。。。

何処だ~菖蒲しろ~・・・と探すこと5月下旬(毎週探してました)

やっと出てきましたーー(ノД`) 早速購入しご利用者様の元へ!

  ヨモギと一緒にグルッとまるめて

スタッフが手慣れた手つきで結んで湯船にポイッッ!

 

早速入浴されたご利用者様からは「良い香りや」「最高やったわ(^^)/」とのお声♪

2束購入しましたが大盤振る舞いしてたらすぐになくなってしまいました!すると翌日

スタッフが泥にはまりながら自生の物を持ってきてくれましたm(_ _)mありがたや~

連日の菖蒲湯でご利用者様もご機嫌な日々が続きました♪

気になる効能ですが、菖蒲にはアサロンやオイゲノールという精油成分が含まれ

腰痛や神経痛を和らげる効果が期待できるとか(^^)私も自宅で入ろう♪

他にも「悪いとこに巻くといいんや!」と言い、なんと

 ニッコニコ♪

ねじりハチマキよろしく頭に巻き出すご利用者様も(O_O;)アワワワ

古き良き?伝統はこうやって受け継がれていくのですね(^^)

お祭りは中止でしたがご利用者様のテンションを上げる事ができて大満足です!

そして来月はジメジメと辛い梅雨の時期ですが

このままのハイテンションで乗り切り体勢のことぶきでした(゚Д゚)ワッショイ!

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