スピード重視か安全第一か

6月の勉強会は「避難・消防訓練」です

今月は新人スタッフも含めての訓練となりました

毎回ストップウォッチを使用し時間を計測しているのですが

今回はかなりスピードが早い結果となりました!

ここでひとつ疑問に思った事があります

「高齢者施設での避難誘導は、速さを取るべきか安全をとるべきか」

なるべく速く安全に、がベストなのはもちろんなのですが

どちらを優先すべきか、こればっかりは現場の状況に左右されると思います

目の前に火や水が迫っている、建物が倒壊しそう等であれば

人間誰しもが必死に逃げると思います

しかしアラームが鳴った、警報が出たなど目に見えて危険がない状況ではどうでしょう?

やはりどこか油断してしまい避難が遅れてしまう可能性があると思います

特に寝たきりの方の支援もさせていただいている我々の判断は

時に重大な事故に繋がる可能性があります

なのである程度の速さは必要と判断しています

私は小学生の頃、避難訓練で「おかし」と習いました

さない」「けない」「ゃべらない」の略です

実はこれ集団生活における小学校での避難訓練を安全に行うための指標

避難の目安ではないそうです

(ちなみに現在は「おかしも」と「どらない」が追加されています)

確かにこの職場においても人を押す程にご利用者様はいませんし

かける(走る)事が出来る方は限られています

しゃべらないと認知症の方を不安にさせてしまうかもしれません

私はことぶきにおいては以前ネットで見た「よいこ」が良いかなと思っています

く見る」逃げ遅れた人はいないか、どこが安全に避難出来るか判断し

そいで逃げる」動けないご利用者様をいかに速く誘導するか考え行動する

え掛けする」ご利用者様に安心を与えると共にスタッフ間で情報を共有する

このように業種や設備・規模によって避難の方法は様々です

皆さんも避難訓練に参加する機会がありましたら、ぜひ意識して動いてみてください

この情報が役に立つ日がこない事を祈りつつも、今回の内容がお役に立てたらうれしいです

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