12月の勉強会は認知症の研修に行ったスタッフの伝達講習でした
これまでに何度も認知症の勉強をしていますが
本当に対応が難しい病気だと痛感しています
家族と本人、ご利用者様とスタッフ、ご利用者様同士、
同じ人と人でも受け方・感じ方は様々です
「なぜこんな事をするのだろうか、言うのだろうか」と
トラブルが起きる場面もよくあります
しかし、誰もこんな病気なんかになりたくなかった
こんな姿を人に見せたくなかった、そんな悔しい思いは本人に必ずあると思います
「なぜ」という疑問を抱くのであれば
我々支援する側は「なぜ」を考え、思いに寄り添う必要があります
これを綺麗事と言われたことがありますが
認知症の方をご支援する場面ではその綺麗事すら大変です
「綺麗事」の意味は
「口先だけで辻褄をあわせようとすること。体裁だけをととのえること」
これは言い換えると「相手を否定せず肯定し受け入れる」ともとれます
これは認知症の方に対する基本的な姿勢ですので
「綺麗事」は意外と的を得ているのかもしれません
本当は更にそこから考え、思いを汲んでいく支援をしたいのですが
しかし現実はその綺麗事も言えず「さっきしましたよ」「言ってませんそんな事」
思うなとは言えません。毎日皆さんも大変辛い思いをされているのですから。
しかし、原因が「病気」である事は忘れないであげてください。
ご本人も辛いです。みんな辛いです。
だからこそ対応を学び、少しでも穏やかで安心した生活を送れるようにしてあげたいのです。
そんな初心を忘るべからずな意味も込めて、認知症の勉強会は定期的に開催しています
身内に認知症の方がいて悩んでいる方は
一度認知症について学んでみるのもいいことだと思います
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